ある日突然、研究用のMac(El Capitan)からMac App Storeに接続出来なくなってしまった。App Storeアプリを起動しても、接続中を示すバルーンがぐるぐる回ってるだけでいつまでたっても何も表示されない。結果、購入済みアプリのアップデート等も一切出来ない状態。アカウントのサインインは出来るし、新しく作ったユーザーからApp Storeを起動するとちゃんと接続出来るので、ハードウェアやOSの根幹部分の障害ではないことは明らかなんだが、対処できないままだとアプリやOSのアップデートがかけられないのでセキュリティ的にちょっとまずい。だからといってアップデート専用のアカウントを登録するのは不便でしょうがない。似たような症状の人はUSのAppleのサポートコミュニティでもよく見かけるが、決め手になるような対処法はなし。
で、解決のために参考にしたのはここ。
サポートコミュニティにばらばらにある対処法をまとめてくれてあるのだが、この中で対処に効いたのは証明書のキャッシュの削除。
/var/db/crls/crlcache.dbと/var/db/crls/ocspcache.dbをゴミ箱に捨てて再起動。これでようやくApp Storeに正しくアクセス出来るようになった。しばらくこの状態で苦しんでた間に出てたアップデートをかけて問題解決。
Onyxを使ってシステムキャッシュのリセットをやってダメだったので、キャッシュの削除は盲点だった。Onyxのキャッシュリセットはシステムキャッシュだけにしてあるので、証明書のキャッシュはシステムキャッシュリセットでは削除されないキャッシュだったのだろう。だからといって、Onyxのキャッシュリセットをシステムキャッシュ以外もめったやたらと全部リセットする設定にするのは気が引ける。だが、次回、Onyxでアプリの動作の問題が解決しなかった時にシステムキャッシュ以外のキャッシュのクリーニングもオンにする必要があるかもしれないことは気に留めておこう。