最初にrpi-updateで失敗して使い物にならなかったTranscend製の32GBのmicroSD、どうにか無駄せずに済む方法はないかと思い、ブート用SDを長持ちさせるためのスクラッチディスクとして再利用することにした。いろいろなデータの保管はこのSDに行わせることによって、ブート用SDの書き込み量をできる限り節約しようという魂胆だ。
まずは、microSDカードが刺せる超小型のカードリーダーを入手、これにmicroSDカードをセットして、PCなりMacなりでMBRパーティション+FATフォーマットでフォーマットする。これは必要な時に抜いてPCでマウントしてデータを取り出せるようにである。
これをRaspberry Pi 2に刺して起動。まずは、デバイス名をチェックする。
sudo fdisk -l
これによると外部メモリはどうやら/dev/sda1にマウントされてるらしい。しかし、このデバイス名はつながってるデバイスの数によって簡単に変動するものなので、次にカードの固有名であるUUIDをチェックする。
sudo blkid /dev/sda1
/dev/sda1: UUID=”xxxx-xxxx” TYPE=”vfat”
これでUUIDとフォーマット形式が得られた。さて、どこにマウントするかだが、とりあえずは/mnt/storageというディレクトリにマウントすることにして、マウントポイントとなるディレクトリを/mntに掘っておく。
sudo mkdir /mnt/storage
最後に/etc/fstabに以下のエントリを作成して起動時にマウントされるようにする。
UUID=xxxx-xxxx /mnt/storage vfat defaults 0 0
再起動したらdfコマンドでちゃんとマウントされて空き容量が認識されてるか確認しよう。
この状態だとroot以外では読み書き出来ない状態になってしまう。どうでもいいScratchディスクなので、誰でも読み書き出来る状態でマウントしておきたい。なので、/etc/fstabの記述を修正。
UUID=xxxx-xxxx /mnt/storage vfat defaults,umask=000 0 0
これでマウントされたディレクトリは誰でも読み書き可能になっているはず。