Debian パッケージの依存関係の逆方向探索

Debian Bullseyeがリリースされた。このサーバーはBusterで運用しているのでいずれアップグレードせねばならんなとリリースノートを読み込んでいたら衝撃の事実を発見。

なんとBullseyeではとうとうPython2.7が非推奨とな。これで一番困るのはMailman 2だ。Mailman 2はPython2.7で動いているので、Bullseyeではパッケージそのものが消滅しているらしい。Bullseyeに移行したければ、必然Mailman 3への乗り換えが必要になる。これはこれで大変だが、そもそもMailman 2自体がもうObsoleteでメンテナンスされていないみたいなので、しょうがないだろう。

これとは別にPython2.7を要求するパッケージが今のサーバーにインストールされているのかがどうにも気になる。そんなときは以下のコマンドで一発で解決できる。

apt-cache rdepends –installed python

これでPython2.7の本体パッケージであるpythonを依存関係で要求するインストール済みのパッケージがリストアップできるわけだ。

ざっと見る限りではPython2.7のサブパッケージしかないなと思ったら、nfs-commonがpythonに依存していたよ。Bullseyeのnfs-commonパッケージは依存先としてpython3を要求していたので、アップグレードすれば晴れてpythonに依存するパッケージは一つもなくなることになる。アップグレードしたら忘れずにPython2.7をシステムからパージすることにしよう。 🙂

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