さて、初期設定が完了したところで、まずは最低限の環境構築。ここからはルート作業なのでsudo -sしておくとよい。
apt-get update
apt-get dist-upgrade
システムが最新になったところで、今度はファームウェアも最新にしておこう。といってもRaspberry Pi 2にはオンボードの記憶領域がないので、実はこれはSDカードの隠しエリアに書き込まれる。起動時にはそこからファームウェアを読み込んで起動するというわけだ。
まずはツールをインストール。
apt-get install rpi-update
rpi-update
ここで問題発生。なぜかTranscendのSDカードだと、この後再起動した時点でSDカードへのアクセスがエラーになって起動できなくなる。いろいろ調べた結果、誰もが単純にTranscendはクソ、という結論だったので、あきらめてSandisk Ultraに変えてみたところ、なんのエラーもなくすんなりアップデート後にも起動した。なんだかなあ。
というわけで、ファームウェアのアップデートを完了したら有効にするために再起動。
再起動後はデフォルトユーザーのpiを無効にしておきたい。
というわけで、まずはadduserで新規ユーザーを作成する。もちろんルート作業。
adduser %user% (%user%はお好きなユーザー名)
gpasswd -a %user% sudo (sudoできるようにsudoグループに追加する)
ここで一度ログアウトして今度は作成したユーザーでログインしなおす。あとはデフォルトユーザーを無効にするだけ。実はRaspbian Jessieだと自動でデフォルトユーザーでデスクトップが立ち上がる設定になってるので、これをraspi-configから無効にしないとデフォルトユーザーを削除できないのだが、LITEではオートログインには設定されていないので単純に削除できる。
deluser -remove-home pi
これで新規サーバーの最低限の構築が完了した。