Raspberry Pi 2によるサーバー構築 その3

さて、初期設定が完了したところで、まずは最低限の環境構築。ここからはルート作業なのでsudo -sしておくとよい。

apt-get update

apt-get dist-upgrade

システムが最新になったところで、今度はファームウェアも最新にしておこう。といってもRaspberry Pi 2にはオンボードの記憶領域がないので、実はこれはSDカードの隠しエリアに書き込まれる。起動時にはそこからファームウェアを読み込んで起動するというわけだ。

まずはツールをインストール。

apt-get install rpi-update

rpi-update

ここで問題発生。なぜかTranscendのSDカードだと、この後再起動した時点でSDカードへのアクセスがエラーになって起動できなくなる。いろいろ調べた結果、誰もが単純にTranscendはクソ、という結論だったので、あきらめてSandisk Ultraに変えてみたところ、なんのエラーもなくすんなりアップデート後にも起動した。なんだかなあ。

というわけで、ファームウェアのアップデートを完了したら有効にするために再起動。

再起動後はデフォルトユーザーのpiを無効にしておきたい。

というわけで、まずはadduserで新規ユーザーを作成する。もちろんルート作業。

adduser %user% (%user%はお好きなユーザー名)

gpasswd -a %user% sudo (sudoできるようにsudoグループに追加する)

ここで一度ログアウトして今度は作成したユーザーでログインしなおす。あとはデフォルトユーザーを無効にするだけ。実はRaspbian Jessieだと自動でデフォルトユーザーでデスクトップが立ち上がる設定になってるので、これをraspi-configから無効にしないとデフォルトユーザーを削除できないのだが、LITEではオートログインには設定されていないので単純に削除できる。

deluser -remove-home pi

これで新規サーバーの最低限の構築が完了した。

 

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